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その日が来るまで〜酒乱DVモラハラ夫と離婚しました〜

酒癖が悪く、モラハラDVな夫と離婚したシングルマザーの赤裸々日記

終わりを見た日〜DVからの脱出〜その2

深夜3時。

 

警察署に向かうパトカーの中。真っ暗闇に浮かぶ信号の鮮やかな色をぼーっと眺めながら、これから私はどうなるんだろう…どうやって生活するの?眠っている夫は明日どう思うだろう。そんな事を考えた。

 

自宅前を出てから30分程して警察署に到着。

 

肩から大きなショルダーバックを下げ、左手に子供を抱き、右手にパンパンに膨れたエコバッグを2つ持ち、車からおりると警察官の方が荷物を持ってくれました。

 

少し広めの部屋に通されると、男の警官3人と向かい合う形で座り、結婚した時まで遡って色々と聞かれました。

 

家族関係、互いの勤め先、夫は普段どんな性格か、酒を飲む頻度、飲んだらどうなるのか、今までの暴力。本当に色々と、細かく。そしてこれから一時的にシェルターに入ってもらうとの事。実家すら危険な場所になってしまった・・・

 

世間の警察に対するイメージといえば、ずさんでいい加減、事務的で冷たい。こんな感じでしょうか?

私もその1人でしたが、今回こうやってお世話になってみると本当に親身で、話をよく聞いて気持ちを汲んで下さる、市民の味方というイメージに覆りました。

 

飽きてウロウロし出した子供の相手をしてくれたり、うちも同じくらいの子供がいてね、なんて世間話をしてくれたり。人見知りのある子供がすっかり懐いてしまうほどに穏やかで優しい雰囲気でした。

 

そして安否確認の為私の家族に連絡を入れてくれたのですが、何事もなく無事なようでした。私の親や兄弟までも殺してやる!どこまでも追いかけて消してやる!と脅されていたので…

 

そして、これからシェルターに入ってしまったらしばらく外部との連絡は出来なくなるのでご家族とお話した方がいいですよ、との事で電話を変わってくれ、母と少し言葉を交わしました。

 

何を言ったらいいか言葉が浮かばず、ひたすら「ごめんね」の一言しか出てきませんでした。母は消え入りそうな小さな震える声で「大丈夫なの?」それしか言いませんでした。多分泣いていたのだと思います。

 

シェルターに入る事を伝え、「また連絡するからね」と言って電話を切りました。

 

では、これからシェルターの方へ向かいます。

 

ショルダーバックを肩に下げ、左手で子供と手を繋ぎ、右手には湿った衣類で重くなったエコバッグを2つ下げ、フラフラになりながら車に乗り込みました。

 

パトカーではなく、乗り心地の良い大きなワゴン車。暖かくて心地よかったせいか、真夜中からずっと起きていた子供は走り出すとすぐに眠ってしまいました。

 

ものすごく冷えていた足が暖かくなってゆき、そういえば私も子供も靴下を履いていなかった事に気付きました。